朝5分の呼吸法

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要約

・朝起きてから5分丹田呼吸法(8~12秒かけて吐く)を行うことにより、

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが脳全体に分泌され、うつ病予防、大脳皮質の覚醒させ、人間の元気な状態を作り出すことができる。

丹田呼吸法はスティーブ・ジョブズイチローも実践していた。

 呼吸以外にも朝太陽の光をしっかり浴びる、朝食はセロトニンの材料である

トリプトファンを多く含む食材(大豆食品、乳製品、バナナ)などを摂る事により、

セロトニン神経を活性化することができる。

 

著者について

・著者は海辺を散歩中、座禅の丹田呼吸法がセロトニン神経を活性化させることを

ひらめき、それから30年以上セロトニンの研究を筑波大学で行っているそうです。

 感想

・本書は1万年以上もある歴史の中で人類はどのようにして脳内物質を利用して地球上で繁栄し、また現代人にはどのようにして脳内物質を活用していけば良いかが書かれています。

現代はパソコン、スマホが普及し外出しなくても買い物ができ、仕事もできる便利な

世の中になりました。しかしブルーライトの浴びすぎによりセロトニンが減少し、年間うつ病患者数は2000年以前(20万人)と比べて5倍以上に増えているそうです。それだけ現代に生きる私たちは人間本来の生活のリズムが崩れている事に気づかされました。

うつ気味になってしまった人、脳のパフォーマンスをさらに上げたい人、テレワークなどで外出が少なくなってしまった人など現代のビジネスパーソンにお勧めしたい一冊です。